京都大学大学院 情報学研究科 数理工学コース 応用数学講座
数理解析分野


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関西可積分系セミナー (2000年5月10日)

日時
2000年5月10日(金)15時-16時30分
場所
大阪大学基礎工学研究科数理科学ディスプレイ室(J617)
竹居賢治
微分方程式の数式処理的な手法

本研究の目的はアルゴリズムの立場から微分方程式を解くことにある.そのために主として使用する理論はグレブナー基底の理論である.グレブナ基底の理論と構成アルゴリズムとは 1960 年代に Buchberger 氏により多項式環のイデアルに対して導入されたが,計算方法は当時の数学者達の興味を引かなかった.しかし計算機代数の研究者達が関心を持つようになってからは計算機代数の花形となり現在でも盛んに研究されている手法の一つである.