中村 佳正 教授
京都大学大学院情報学研究科
数理工学専攻
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オフィス:工学部綜合校舎4階407/408号室
平成18年5月現在
研究活動
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研究テーマ
- 応用可積分系(Applied Integrable Systems)の
創始:
- 可積分系・可積分数理に基づく古典解析の革新と応用解析の展開
- −離散可積分系に基づく行列の特異値分解アルゴリズム
- −可積分なハミルトン系の数値積分アルゴリズム
- −可積分系に基づく直交多項式,連分数理論
- −可積分系理論に基づく組合せ論研究
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著書・特許・2002-2006の主要論文
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中村佳正著「可積分系の機能数理」共立出版,
pp.1--224. (2006).
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中村佳正編著「可積分系の応用数理」裳華房, pp.171--223. (2000).
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中村佳正,誉田太朗,岩崎雅史,阪野真也,高田雅美「特異値分解装置、及び
特異値分解方法」
日本出願番号: 特願2005-351089,平成17年12月5日出願.
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中村佳正, 岩崎雅史, 阪野真也「行列の高速高精度特異値分解法, プログラム
および装置」
日本出願番号: 特願2004-166437,平成16年6月3日出願,
PCT出願日:PCT/JP2005/10084(平成17年6月1日)(米国,カナダ,EP(英,独,仏))
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高田雅美,木村欣司,岩崎雅史,中村佳正,高速特異値分解のためのライブラリ開発,
情報処理学会, ACS-12, 2006, ***--***.
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誉田太朗,高田雅美,岩崎雅史,中村佳正,分割統治法とツイスト分解法によ
る新しい特異値分解アルゴリズム,
情報処理学会, ACS-12, 2006, ***--***.
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岩崎雅史, 阪野真也, 中村佳正, 実対称3重対角行列の高精度ツイスト分解と
その特異値分解への応用,
日本応用数理学会論文誌, Vol.15, No.3, 2005, 461--481.
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木村欣司, 野呂正行, 辻本諭, 中村佳正, 離散戸田方程式を用いた大規模疎
行列の連立一次方程式,行列式,固有多項式の計算法,
日本応用数理学会論文誌, Vol.15, No.3, 2005, 307--322.
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岩崎雅史, 中村 佳正, 特異値計算アルゴリズムdLVの基本性質について,
日本応用数理学会論文誌, Vol.15, No.3, 2005, 287--306.
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高田雅美, 岩崎雅史, 木村欣司, 中村佳正, 高精度特異値計算ルーチンの開発
とその性能評価,
情報処理学会, ACS-11, 2005, 299--311.
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Y. Nakamura and N. Ohira,
Pad\'e approximation of Laplace transforms of some special functions
in terms of Painlev\'e equations,
Inverse Problems, Vol. 20, pp. 1583-1591 (2004).
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Y. Nakamura and A. Zhedanov,
Special solutions of the Toda chain and combinatorial numbers,
J. Phys. A, Math. Gen. Vol. 374, pp. 5849-5862 (2004).
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Y. Minesaki and Y. Nakamura,
A new conservative numerical integration algorithm for the
three-dimensional Kepler motion
based on the Kustaanheimo-Stiefel regularization theory,
Phys. Lett. A, Vol. 324, pp. 282-292 (2004).
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M. Iwasaki and Y. Nakamura,
An application of the discrete Lotka-Volterra system with variable
step-size to singular value computation,
Inverse Problems, Vol. 20, pp. 553-563 (2004).
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M. Iwasaki and Y. Nakamura,
Convergence of solution of the discrete Lotka-Volterra system,
Inverse Problems, Vol. 18, pp. 1569-1578 (2002).
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Y. Minesaki and Y. Nakamura,
A new discretization of the Kepler motion which conserves the
Runge-Lenz vector,
Phys. Lett. A, Vol. 306, pp. 127-133 (2002).
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K. Kondo and Y. Nakamura,
Determinantal solutions of solvable chaotic systems,
J. Comput. Appl. Math., Vol. 145, pp. 361-372 (2002).
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A. Mukaihira and Y. Nakamura,
Schur flow for orthogonal polynomials on the unit circle and its
integrable discretization,
J. Comput. Appl. Math., Vol. 139, pp. 75-94 (2002).
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Y. Nakamura,
Continued fractions and integrable systems,
Centre de Rech. Math. Proc. Lec. Notes, Vol. 31, pp. 153-163 (2002).
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研究助成(最近5年間)
- 科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業,発展研究(SORST),特
異値分解法の革新による情報処理基盤の構築,代表者,平成17-19年度
- 科研費萌芽研究,可積分系理論に基づく組合せ論研究の創始,
代表者,平成16-18年度
- 科研費基盤研究(B)(2),全ての保存量を保存する革新的数値積分法の開発,
代表者,平成15-18年度
- 科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業,さきがけ研究
(PRESTO),特異値分解法の革新による実用化基盤の構築,
代表者,平成14-17年度
- 科研費萌芽研究,離散時間ロトカ・ボルテラ系による特異値計算アルゴ
リズムの開発,
代表者,平成13-15年度
- 科研費基盤研究(B)(1),離散可積分系による連分数計算とその回路同定
とBCH-Goppa復号法への応用,
代表者,平成12-15年度
- 科研費基盤研究(B)(1),情報幾何構造と離散時間可積分系によるアルゴ
リズムの研究,
代表者,平成12-14年度
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学位
工学博士(京都大学)
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所属学会
日本応用数理学会 日本数学会 日本情報処理学会 SIAM
教育活動
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担当授業科目(大学院)
システム解析通論
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担当授業科目(学部)
線形代数学A 線形代数学B(全学共通教育) 数値解析(工学部)
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その他の活動
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学会活動
- 日本応用数理学会理事
- 日本応用数理学会応用可積分系研究部会主査
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学内委員
- 企画・評価委員会委員,教務委員会委員(情報学研究科)
- 教育制度委員,大学評価委員会点検・評価実行委員会委員,全学共通教育
システム委員会数学部会委員(全学)
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リンク